授乳中のお母さんがお風邪を引いたり病気になってしまったら？

薬を飲んでいいのかいけないのか心配になりますよね。
薬の説明を見ると、「妊婦の方、授乳中の方は・・・」、なんて但し書きが必ずありますし。

授乳中の母親への投薬は、「お母さんの治療上、投薬のメリットが、デメリットを上回った場合に投与ができる」ことが原則です。これをキチンと判断するのはなかなか難しいです。

基本的に、お母さんが飲むお薬のほとんどどは母乳に移行します。しかし、薬の濃度は赤ちゃんに影響がないくらいまで薄まりますので多くのお薬は飲んでも問題ありません。一部の抗菌薬、抗がん剤、ホルモン剤、精神科用薬等、以外の多くは授乳中に服用しても大丈夫なものが多いです。むしろお母さんの病気が長引くほどお子さんへの影響が心配です。

国立成育医療センター内に『妊婦と薬情報センター』があります。具体的な薬の名前については、ここで紹介されている、授乳中に服用して大丈夫な薬、いけない薬の代表例を以下に載せておきますので、参考にしてください。

処方を受ける際には、医師に授乳中であることを必ず告げて下さいね。また、投薬されたあとに飲んでいいかどうか不安に思ったら、処方医か薬剤師に必ずご確認下さい。

売薬につきましては販売薬局の薬剤師さんに確認されることをおススメします。

○　授乳中に飲んではいけない薬の代表例

○　授乳中に飲んでも大丈夫な薬の代表例